『DANCE TO YOU('16)』、『Popcorn Ballads(’17)』、最新アルバム『the CITY』の3作品を中心に構成されたサニーデイ・サービス春のワンマンツアー。その最終日 3月26日@渋谷クラブクアトロ、追加公演となった 翌27日@shibuya WWWX の公演から11曲をセレクトしたライヴアルバム。
『DANCE TO YOU』以降のサニーデイの覚醒感がノイズにまみれたサイケデリックなロックンロールとして立ち現れ、生々しい音像はその本能的な身体性をさらに加速させる。
シューゲイザーがダンスの快楽と出逢う冒頭「泡アワー」からサニーデイのソウルミュージックを集約した甘く熱いエンディング「金星」まで、すべてがピークタイム。
尋常ではない熱量が全編に漲り、あらゆる感情が昇華されていく。もはやサニーデイ・クラシックとなった「セツナ」も15分を超えるコズミックなロックジャムとして夜空に響き渡る。
本音源はPA卓から直にライン録音されており、編集もダビングもミックスも施されることなくパッケージされたからこそ、第二黄金期へ突入したバンドの「今」を聴き手に強烈に突きつける。